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杉本酒造
鹿児島県の長島町は、焼酎の蔵元としても全国的にも知られています。
「島美人」は、島内5つの蔵元が瓶詰工場として共同で設立した長島研醸が販売元になります。「島美人」の他にも「島おとめ」「島娘」などもあります。
焼酎「さつま島美人」は、地元・近隣地域では早くから愛されている焼酎で、長島町を通ることがあれば、「買ってきて」と頼まれることもよくありました。
著名人が「さつま島美人」がおいしいと言ったことから全国的に広がったと聞きました。現在は地元の酒屋さんでも手に入るようになり庶民のお酒といった感じです。
長島町は温暖な気候のなかで、いも・みかんなどの栽培、自然豊かな海を利用したブリの養殖も盛んです。なかでも焼酎はご存じの通りです。
「さつま島美人」・・・たくさんの人に飲んで頂けるように
「島乙女」・・・そろそろ嫁に出していい頃
「さつま島娘」・・・かわいくて手放せない（島内限定）
長島研醸がこのようなコンセプトやキャッチコピーで作ったのかどうかはわかりませんが、お酒好きが集まる酒場では、にわかにささやかれています。
かれこれ数十年前に東京へ出張したとき、ホテルの中の居酒屋で食事をしたときのこと。棚に焼酎がたくさん並んでいました。それが、鹿児島の「島美人」と熊本の「しろ」でした。東京あたりでも私たちが普段から頂いている焼酎と同じものを飲んでるんだなぁ、と感じたことを思い出します。
ご一緒した先輩が、「いま焼酎は芋が流行っととばい！」と言われたことが懐かしくもあります。
「さつま島娘」は、長島町内のお酒屋さんでしか販売されていないため、個人的にも長島に渡ったときに、自分へのご褒美に、またお酒大好きな知人へのプレゼントとして購入してきます。
また、現在は「長島美人」という高級な焼酎も限定発売されています。長島の方のお話では、前回発売されたときは、すぐに売り切れだったそうです。今年私も手に入れたので、その方に「味はどうでした？」と聞いたところ、「封も切らず飾っている」ということでした。
一升瓶の美しいフォルム、その気持ちわかります。
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長島攻略図
