ゆったり楽しい船の旅
               

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2023年島原ドックへ!船舶検査1/27~1/29

ドック中の第二天長丸

1/27(金)
5時起床
8:00からの作業開始まで時間がありますが写真整理などをするとすぐに時間がきます。

私の宿舎は島原ドックの門から歩いて5分程度の場所にあります。7:30くらいに宿舎を出ます。

作業は昨日の続きからスタート。甲板部ではサビ落としをして錆止めを塗る作業、機関部はエンジンをバラしチェック。

島原ドック工員は船の外側、船底まで含めてサビ落としをしブロワーでホコリを落す作業でした。

スクリューに欠損あり!?

10時に国土交通省の検査官がいらっしゃって船底から機関室、救命胴衣などさまざまな検査が実施されました。

午後は気温が少し上がったのですがしばらくすると雪が降ってきました。気温が下がってきて寒くなります。

昨年の台風避難時にバラスト水として急遽海水を入れたことがあったので全ての水を出し洗浄したりもします。

アンカーの繋ぎ部分を交換し錆を落として塗り直すことも行われました。

また梯子も取り替え、マストを引っ張るワイヤーの取り替えと目まぐるしくそれぞれの場所で作業が進められます。※実際は部品の注文に不備があり、一部の交換になりました。

スクリューに一部欠けているところが昨日見つかったのでスクリューを新しいものに取り替える作業も開始されます。そのためスクリューが外されます。

本日は島原ドックは2時間ほど残業し遅れた、また新たな作業工程をこなしました。

私たちは17時に上がり本日終了です。宿舎に帰ります。

島原の町は比較的なんでも揃う便利な町です。日用品や食べ物を買って帰りました。

船底塗装工事が行われました

島原ドックからのぞむ有明海

1/28(土)
5時少し前に起床

サビ落としは普段通りの作業です。

船体にペンキを塗るための錆止めを塗り船体全体のペンキ塗りが行われました。午前中にはあらかた完了しているように見えました。

スクリューの取り替えも完了し少しずつ新しくなっていく第二天長丸です。

午後から船体の塗装の進捗状況を確認するため船底へ向かいます。

船底は毎年塗り直しますが船体のクリーム色は2年に一度です。今年はその年です。

青色の部分は船底塗料で一般的に高速船などに使われるもの。塗料が使うことで溶け出していくのでフジツボなどが付着しにくいということです。

2液の硬化剤ということもあり24時間しっかりと乾かすことになります。

乾かし方が足りないとシワが出たりするそうです。

1液の場合だと上からラインを引くときににじみが出ることもありますが
2液は硬化剤なのでしっかり乾けば問題ないそうです。

私たちの帰り際に高所作業車で文字の色付けも行われました。

機関部は昨日抜いた廃油を新しいものに入れ替えています。甲板部は車両甲板部分壁面や天井の錆び取り作業です。

それにしてもたくさんの補修箇所があるため外注に出さなければどれだけの時間がかかるんでしょう。見当もつきません。

本日17時に上がりました。

今日は工員さんが半分くらい!?

ドックハウス

1/29(日)
前日早く就寝したため4時前に起床。これまで撮影した写真の整理を少ししますが大量すぎて手が回らず。牛深に戻ってから作業することにしました。一応所々の写真を取り出し三和商船のグループLINEにアップ。

朝から気温は相変わらず低かったのですが、風が吹いていない分そこまで寒さを感じることはありませんでした。

島原ドックの工員さんは半分ほど!?休みだったようですが、私たちはドック入りのこの時期を逃すとお客さんを乗船しないといけませんので休むというわけにはいきません。

機関部は船底の内側にサビが見つかり、サビ取り作業。
エンジンのオーバーホールも部品一つ一つを点検洗浄し元の位置に戻されていきます。甲板部は車両甲板の錆び取りです。

船体にラインが入ったため完成に近づいている感じがしてきました。
ときどき雪が降ったりしたこの数日ですが雨が降っていない分作業が順調に進んでいる感じです。