ゆったり楽しい船の旅
               

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2023年島原ドックへ!船舶検査1/25~1/26

2023年島原ドックで船舶検査

2023年、島原ドックへ出航!

今年は船舶検査に私も同行させてもらいました。

船員の皆さんがどのように過ごしどのような作業をしているのかご紹介していきたいと思っています。

船舶検査は毎年実施され内容は5年間であらかじめ、どの部分を行うと決まっています。

また「ここをチェックしたい」というところももちろん検査したり不具合が起こる前に部品を交換することもあります。

新しい部分を導入するのもこの時期です。昨年はランプドアにくまモンをあしらい話題になりました。

現在船内には窓にくまモンのシールも貼ってますので是非乗船してみてください。第二天長丸のスタンプもあります。乗船の記念に備え付けのハガキや御船印に押してみて下さい。

ドックの期間は1/26から2/2までで、2/2には牛深に戻り2/3はペンキを塗ったり最終点検後、午後から海難訓練です。

たくさんの汽笛を牛深中に鳴り響かせ出航

1/25 19:15

最終便が牛深へ到着しお客様が下船後、すぐに動き出します。たくさんの汽笛を牛深中に鳴り響かせ出航します。

この音に気づいた友達からいってらっしゃいのLINEが届きます。

ジャッキを取り付ける

車両甲板では出航早々、ジャッキの準備が始まります。エンジンの部品を取り出すために車両甲板の床を開けます。そのための準備です。

この日は全国的に寒気が広がり天草市牛深でも13センチの積雪に見舞われました。気温もこれまでの記録となる最低気温-3.4℃を記録しました。

第二天長丸は前にも後ろにも進むことができるフェリーです。周りが暗く前後どちらに進んでいるのかわからなくなってきました。操舵室の電気を消しての移動なのでなおさらです。

レーダーを頼りに周辺の島や船を確認しつつ操船します。

船舶のレーダー

維和島沖、目的地へ到着

23時過ぎ、維和島沖、目的地へ到着です。
アンカーを打ってここに停泊することになります。

アンカーを打ちます。丁寧に作業が進みます。
アンカーを打ち終わり本日の航行は終了。

寝酒を飲む船員や、本日朝から普通に勤務されてた方もいるのですぐに就寝。明日に備えます。

寝床はそれぞれ好きな場所に寝ることになります。

維和島沖

島原ドックに到着

客室のソファーで寝たせいか寝返りが打てず何度も起きましたが無事朝を迎えました。

デッキに出ると昨日の寒波の名残で寒さで体が凍りつきそうです。長くはとどまれない感じ。

朝は6:30に出港準備し7:00に出発です。

朝食は目玉焼きとウインナーとあさげ。それだけでも海上で食べるご飯は美味しいです。

船内で朝食を食べます

維和島と戸馳島の間をすり抜けるように進み天草五橋の一号橋そして新一号橋の下を抜けます。

目の前に雲仙普賢岳が見えてきます。目的地は目前です。

しばらくしてドックマスターが乗船してきます。

挨拶もそこそこにそれぞれ打ち合わせをするグループ、島原ドックに入港する指示を出す人に分かれます。

スムーズに入港することができました。係船作業はドックの作業員の方々が慣れた感じで進めていきます。

時間にして15分くらいでしょうか、フェリーが作業エリアに入ると底が少しずつ上がっていきます

そして船底が露わになります
1年間休みなく働いたフェリーなので貝 フジツボなどがついています。

入渠後すぐに作業に取り掛かります

高圧洗浄機で汚れを落すドックスタッフ、フェリーの外側を洗うドックスタッフ、外注と思われる作業員の方々が慣れた感じで作業を進めていきます。

ほとんどの作業は計画として打ち合わせが事前にできていますので、確認程度で作業に入ります。

フェリー船員は甲板部は1年間のサビ落とし、機関部はエンジンを取り出す作業員をしました。

昼食はドックの建物の中にあらかじめ注文していた弁当をいただきました。

昼からもほぼ同じ作業が繰り返し行われます。

あいだで保険会社の方が来たりしてフェリー陸上スタッフも別に来ていて対応に当たります。

船長は一日中打ち合わせ。
私たちも打ち合わせたいので順番待ちしたりもしました。

今日は皆さん疲れているのである程度のところで終了。ただし機関部はキリの良いところまで行っていました。

宿舎へいくと1人一部屋になっています。人数の関係で宿舎は二手に分かれています。トイレ風呂は共同です。家事ができる食堂もあります。

夕食はそれぞれ食べにいったり契約したり買ってきたりします。

疲れ果ててすぐに寝ることが出来ました。