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関係機関と連携!海難訓練実施!

関係機関と連携!海難訓練実施!

10月5日、三和商船では熊本海上保安部が主体となる海難訓練を実施しました。
この訓練は、実際に海上で起こりうるさまざまな緊急事態を想定し、関係機関が連携して対応するための大切な取り組みです。今回は、当社の船舶に加え、消防、さらには民間船も加わり、実際の海難発生を想定した本格的な訓練となりました。

火災発生を想定した消火訓練

訓練の前半では、船内で火災が発生した想定のもと、船員による初期消火と通報体制の確認を行いました。
その後、海上からの放水による消火活動へと移行し、実際に海上保安庁・民間の船舶が連携して消火作業を実施。
波の動きや風の影響を受けることを想定した中での放水は容易ではありませんが、各船の位置取りや連絡体制が的確に取られ、スムーズな対応ができました。日頃の訓練がいかに大切かを、改めて実感する場面でした。

トリアージと救助活動

続いて行われたのは、負傷者の救出と搬送訓練です。
まず、客室でトリアージ(重症度別の選別)を実施し、救助の優先順位を判断。
その後、船内から負傷者を甲板へ搬送し下船時に救急車がフェリー内に入ってきて、負傷者を搬送するという流れになります。
さらに海上保安庁のヘリコプターによる吊り上げ救助が行われました。
風と波の中でのヘリ救助は迫力があり、訓練でありながらも緊張感のある瞬間でした。

現場での迅速な判断と連携が、命を救うために欠かせないものであることを改めて感じました。

民間との連携の重要性

今回の訓練には、当社をはじめとする民間船舶も参加しました。
実際の災害や事故の際には、行政機関だけでなく、民間の協力体制が不可欠です。
地域の海をよく知る私たちだからこそ、できることがあります。
訓練を通して、互いの役割を理解し合い、連携体制を深めることができたのは大きな成果でした。

安全への取り組みをこれからも

海上での事故は、いつ・どこで発生するかわかりません。
そのため、日頃からの備えと訓練の積み重ねが、いざというときの冷静な行動につながります。
今回の訓練を通じて、船員一人ひとりが改めて「安全を守る責任」を胸に刻みました。

これからも三和商船では、関係機関と協力しながら、お客様が安心してご乗船いただける環境づくりを続けてまいります。
海の安全を守るために、地域とともに、そして仲間とともに、日々の努力を重ねていきます。

ご乗船中にご理解・ご協力いただいた皆さま、そしてご支援くださった関係機関の皆さまに、心より感謝申し上げます。
引き続き、安全運航のための取り組みを進めてまいります。